Works私たちの住まい

界壁（カイヘキ）と呼ばれる住戸境の壁による2戸で1棟の構成になっている集合住宅。建築基準法ではこのような形状を長屋と分類される。懐かしい響きとは対照的に今後益々需要が伸びる型式になっている。
上下2階を1世帯としてカイヘキを挟んでもう1戸、従来のファミリ－賃貸では４戸／1 棟型が大多数で上下左右に隣接していた、当然日常の生活音にも敏感になり我慢を強いるだけでなく部屋数やその広さにも限界があり、家族の成⾧に伴い不満要素は増すばかりだった。
限りなく戸建てに近い建て方で暮らす新しい賃貸。 それが⾧屋（ナガヤ）。
住戸境には互いに水廻り、階段、玄関などを設けることで常時音が気になる事もなく、部屋数や広さも十分満たされる住まいとなっている。建設コスト･計画の面でも１戸／1 棟の戸建てタイプに比べより安価で効率的な敷地計画が可能となっている。オ－ナ－側の建設コストを抑える事と⾧期の安定経営。借主側の家族の成⾧に伴う手狭感による住み替えをなくす間取りと生活音の問題の解決。 両者の理想のカタチが一致した、ステキな賃貸建物となった。
芳田の長屋は、建物を南面向きに配置が可能な為、大きな片流れ屋根とし,その全面に太陽光発電を搭載した。室内側も大きな片流れ屋根の裏側をロフトとして室内に取り込み利便性も向上させた。家賃収入のみならず安定した太陽光発電による売電収入も含め更に安心安全な賃貸経営となる。